2025.4.21
第1回しずスタ戦略会議が静岡市で開催

しずスタ戦略会議とは
「しずスタ戦略会議」は、静岡県のスタートアップ支援戦略を加速させるために、2025年4月21日に初開催されたイベントです。主催は一般社団法人静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)で、鈴木康友 静岡県知事のをはじめ、県内外の行政担当者が一堂に会し、静岡県全体の起業文化発展とスタートアップエコシステム強化に向けた熱い議論が交わされました。
開催の背景と目的
静岡県は2023年9月に「静岡県スタートアップ支援戦略」を策定し、人口減少や生産性向上といった社会課題の解決、地域経済の持続的発展を目指しています。しかし、県内のスタートアップ企業の割合は全体の1.4%にとどまり、首都圏への集中や地域間格差が課題となっています。
この状況を打開するため、産学官金の連携を強化し、「オール静岡」でスタートアップ支援に取り組む機運を高めることを目的に今回の戦略会議が企画されました。
「しずスタ戦略会議」では以下の目的が掲げられました。
スタートアップエコシステムの醸成と起業家育成の加速
行政・経済・教育分野の連携強化
地域資源の最大活用と新規ビジネス創出の促進
若手起業家や中小企業の支援策の共有
投資家や金融機関とのネットワーキング機会の提供
主な内容
パネルディスカッション・事例共有

鈴木康友 静岡県知事による基調講演
鈴木知事は講演で、「静岡県を日本有数のスタートアップ先進県にするためには、行政だけでなく、民間企業、教育機関、金融機関が一体となった取り組みが不可欠」と強調。県と基礎自治体の連携の重要性と具体的支援策、今後のビジョンを示しました。パネルディスカッション「地域からイノベーションを生み出すために」
静岡県知事や地元スタートアップ経営者が登壇、現状の課題や今後の展望について議論。アトツギによる第二創業や新規事業もスタートアップであり、そうした取り組みを増やしていきたいと鈴木知事からもスタートアップ企業の誘致のみならず、地元企業の活性化や起業家育成についても言及がありました。
登壇者鈴木康友静岡県知事

We will 杉浦CEO

イシダテック 石田社長

SVSA 篠原

スタートアップ支援制度説明会
静岡県・静岡市・浜松市・富士市など、県内各地域の支援策や事例を共有。県や各市町の担当者から、起業家向けの補助金・助成金制度、インキュベーション施設、メンタリングプログラムなどの支援策が詳細に説明されました。特に、2025年度から新設される「静岡県のファンドサポート事業」について、多くの参加者が高い関心を示していました。




ネットワーキング
行政関係者同士の交流を促進し、自治体同士の横の連携関係を築く場を提供。行政関係者同士の活発な情報交換が行われ、具体的な連携の可能性が議論されました。

期待される効果と今後の展望
静岡ベンチャースタートアップ協会の篠原理事長は閉会の挨拶で、「今回の戦略会議は情報共有と交流を通じて"オール静岡"でスタートアップ支援に取り組む大きな一歩となった」と総括。今後も定期的に会議を開催し、継続的な連携と支援策の充実を図る方針が示されました。
「しずスタ戦略会議」は、静岡県が“スタートアップ先進県”となるための大きな一歩と位置付けられています。行政・経済・教育の各分野が連携し、地域全体で起業文化を育てることで、以下の効果が期待されています。
静岡県内のスタートアップ数の増加(企業誘致および起業家育成)
若手起業家や中小企業の成長促進
地域経済の活性化と社会課題の解決
産学官金連携によるイノベーション促進
今後も継続的な連携と支援策の充実が期待されています。
まとめ
第1回しずスタ戦略会議は、静岡県のスタートアップ支援と起業文化の発展を目指す画期的な取り組みとなりました。
行政・企業・教育機関・金融機関が一体となって地域経済を活性化するためのプラットフォームとして、今後も重要な役割を果たすことが期待されます。静岡県が日本のスタートアップ先進地域として成長していくための確かな一歩が踏み出されたと言えるでしょう。
SVSAとは
SVSAは「一般社団法人静岡ベンチャースタートアップ協会」(Shizuoka Venture Startup Association)の略称で、鈴木康友氏(設立当時、前浜松市長)が中心となって2024年4月3日に設立された団体です。鈴木氏のリーダーシップのもと、スタートアップ支援を強化し、浜松市の先進的な取り組みを全県に広げるために誕生しました。
設立背景と目的
鈴木康友氏が主導して設立されたSVSAは、静岡県におけるスタートアップエコシステムの課題に対応するために立ち上げられました。設立当初は鈴木氏自身が代表理事を務め、県全体での意見集約や提言機能の強化、アーリーステージのスタートアップ支援、若年層の都心への流出防止などの課題解決に取り組む計画でした。
前知事の失職に伴い行われた、静岡県知事選挙に2024年5月に当選。鈴木氏は公務に専念するため、SVSA代表理事を退任されました。
2024年8月には、SVSAと静岡イノベーションベース(SIB)が共同で鈴木康友県知事に政策提言書を提出し、「スタートアップ特区」の創設や投資家誘致、資金調達環境の整備、起業家育成などの具体的な施策を提案しています。このように、知事と密接に連携しながら静岡県の起業文化発展を推進しています。
知事のビジョンとSVSAのミッション
鈴木氏はSVSA設立記念イベントで「県内各地で活躍する経営者を理事として招集し、県全域"オール静岡"でスタートアップ支援を行っていく」「静岡県をスタートアップの先進県とする」「静岡県から世界を目指すベンチャーやスタートアップの輩出」などのビジョンを掲げました。
このビジョンに基づき、SVSAのミッションは「挑戦の地『静岡』から、その一歩が世界を変える。」と定められています。鈴木氏の強いリーダーシップのもと、静岡の地から新たな挑戦を始め、社会にポジティブな変化をもたらすスタートアップを支援することをミッションに掲げています。
知事から継承された組織体制
設立当初は鈴木康友知事が代表理事を務めていましたが、現在は篠原豊氏(エバーコネクト株式会社)が知事からバトンを受け継ぎ、代表理事を務めています。篠原氏は「しっかりと県内でスタートアップ支援の取り組みを進めています」と述べており、鈴木知事の意志を継承しています。
理事会は静岡県内東部、中部、西部各地で活躍する経営者や有識者12名で構成されており、県知事が掲げた"オール静岡"でのスタートアップ支援を実現する体制を整えています。
加えて、スタートアップエコシステムに精通した有識者をアドバイザーとして迎え、静岡県や県内市区町村に対する政策提言機能を強化しています。
知事の公約と連動した目標
鈴木知事は静岡県知事選に立候補した際、「県内のスタートアップ企業を現在の34社から500社に増やし、静岡をスタートアップ先進県にする」ことを公約に掲げました。この公約に沿って、SVSAも今後3~5年で500社のスタートアップ誘致・設立を目標としています。
2025年4月21日には「しずスタ戦略会議」を初開催し、鈴木知事をはじめとする行政担当者やスタートアップ企業が一堂に会し、静岡県全体の起業文化発展とスタートアップエコシステムの強化に向けた議論を行いました。
知事の本格始動する施策との連携
SVSAは、鈴木知事が主導して設立された団体として、2025年度から本格化する県の施策と密接に連携しながら活動を展開していきます。特に注目すべきは、県が新たに導入する「ベンチャーキャピタル(VC)と連携した資金調達支援」制度です。この制度では、県内に事業所を持つスタートアップ企業に対して最大4000万円の支援が行われます。
山家裕史・県産業イノベーション推進課長は「県がスタートアップを支援する目的は、スタートアップの革新的な技術やサービスによって、まずは県内中小企業の皆様の課題解決、または新たなビジネスの創出につなげて、県内の経済の活性化を図っていきたい」と述べています。
SVSAは、この県の新制度を活用するスタートアップ企業の発掘・育成や、VCとのマッチング支援を積極的に行い、県の施策効果を最大化する役割を担います。
「静岡県スタートアップ支援戦略2025」との連動
2025年3月に発表された「静岡県スタートアップ支援戦略2025」では、従来の「創出」「育成」「連携」という3つの柱に「誘致」という4本目の柱が加わりました。SVSAは、この4つの柱に沿って、県の施策と連動した支援活動を展開していきます。
特に鈴木知事自らが先頭に立って推進するスタートアップ支援の動きと歩調を合わせ、SVSAも積極的な活動を展開していきます。
特に注目すべきは、県が新たに導入する「ベンチャーキャピタル(VC)と連携した資金調達支援(静岡県ファンドサポート事業)」制度です。この制度では、県内に事業所を持つスタートアップ企業に対して最大4000万円の支援が行われます。
加えて、域外からベンチャーキャピタルを静岡県内に呼び込み、民間による県内企業への積極投資を促していきます。
県がスタートアップを支援する目的は、スタートアップの革新的な技術やサービスによって、まずは県内中小企業の皆様の課題解決、または新たなビジネスの創出につなげて、県内の経済の活性化を図っていくことが大きな目的となっています。
SVSAは、この県の新制度を活用するスタートアップ企業の発掘・誘致・育成や、VCとのマッチング支援を積極的に行い、県の施策効果を最大化する役割を担います。
SVSAは鈴木康友知事が中心となって設立され、現在も知事の想いに共感した経営者や支援家などが静岡県や県内の基礎自治体の皆様と密接に連携しながら静岡県のスタートアップ支援と起業文化の発展を推進している団体です。
知事のビジョンを実現するため、静岡県の地域経済の活性化と社会課題の解決を目指し、産学官金連携によるイノベーション推進の中心的役割を担っていきます。
